COMPANY DATA
会社名 | 株式会社ホテル、ニューグランド |
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所在地 | 〒〒231-0023 横浜市中区山下町10 |
ウェブサイト | https://www.hotel-newgrand.co.jp/ |
ホテルニューグランドは、創業の精神を継ぐ横浜の迎賓館であり、
国際的ベストホテルを目指す企業として、その歴史と伝統、格式を大切に、
培ったおもてなしの心と、最高のサービスと商品の提供により、国際社会の発展と文化の向上、
お客様の満足と幸福に貢献する。
横浜の歴史を映し出す「ホテルニューグランド」を特集。ドリアやナポリタンの発祥など日本の洋食文化の源流とも言われる同ホテル。1927年の開業以来、変えることなく受け継がれるレシピとホスピタリティ。濱田賢治社長に、歴史的建造物の価値を維持しながら、上質なおもてなしを実現する独自のホテル経営について伺います。
クラッシックホテルの維持というのはとても難しいものです。制約も多いですし、建物も老朽化してますから維持費もかかる。どうやって成りたっているのかなと興味があったのですが、今日お話をお聞きしてなるほどと思ったのは株主600人の存在です。株主の裏には横浜市民の声がもちろんあるわけですが。普通上場会社の株主というのは利益リターンはもっとほしい。という声をあげるわけです。けれどもニューグランドの株主たちというのは、そのことよりもニューグランドを維持してほしいということを訴えます。だからこそこのホテルを維持できるのだなと理解が進みました。世の中には利益とか効率とかを無視してでも残していかなければならない価値があるわけです。それがニューグランドの存在かなと思いました。結果的にはそういうものが大きなリターンとなって街に帰ってきてくれる。そういった本当に価値のあるものを創りあげるというのは時間もかかるし、市民の方々の努力も必要です。最後に社長は「古いものほど新しい」とおっしゃりましたけれども、これは言えそうで言えない言葉です。ホテルニューグランドは非常に得難い価値を持っている、これをもっと広く伝えていくことによってホテルニューグランドの存続活動はさらに広がっていくのではないかと思いました。