今回は「街の架け橋」として、横浜の未来を担う若手リーダーたちを特集。取材するのは、濱橋会を中心としたメンバーだ。今、彼らが集い、熱い議論を交わし初めている。きっかけとなったのは、大岡川、中村川、堀川と吉田新田をぐるりと巡る「横浜運河パレード」。大岡川運河として昭和40年代まで盛んだった水上交通を横浜に復活させようという実証実験の場であると同時に、繋がりが薄くなった町同士の交流も復活させたいという、横浜の若手経営者たちの思いが込められている。伊勢佐木町、中華街、新港ふ頭、元町、石川町、吉田町の若手経営者たちと、横浜の未来について、ディスカッションする。

今回は「社会を支える歯車」を特集。ねじ、ベアリングとともに、機械を構成する要の部品として、長年人類の歴史とともにその機能を高めてきた。 取材するのは、厚木市にある大久保歯車工業。1938年の創業以来、80年にわたって歯車を作り続け、現在では1ヶ月に数百種類もの歯車を製造しているという。活躍しているのは、鉱山で働く大型の建設機械や、バス、トラックなど。耐久性と信頼性が求められる過酷な現場だ。 日本のものづくり、世界の産業を支えてきた大久保歯車の競争力はどこにあるのか。歯車にイノベーションの余地はあるのか。大久保利昭社長に、知られざる歯車の世界、その奥行きを聞く。

今回は「神奈川の水産業」を特集。「マグローバル」を掲げ、世界の市場で勝負する三崎のまぐろ問屋・三崎恵水産の石橋常務。「ツナ」ではなく「マグロ」。こだわり抜いたマグロを仕入れ、加工し、輸出。海外で大きな成長を遂げている。日本食ブーム、寿司人気。世界での需要はますます増加し、成長産業でもあるマグロ。だが、その裏ではある変化が起きていた。日本からマグロがなくなる日が来るのか。日本の水産業を変える挑戦、内田裕子が迫る。

今回は「外国人労働者　受け入れの現場」を特集。昨年12月「改正入管法」が成立。指定業種で、一定の能力が認められる外国人労働者に対し、新たな在留資格付与する。様々な議論が続く外国人労働者の受け入れ。 取材するのは小田原市に本社を置く東海ビルメンテナス。倉田社長は、留学生支援のための日本語学校の開設に尽力した。 日本の将来を考えた時、何が今必要な決断なのか。外国人が日本で活躍するために何が必要なのか。現場からその課題と可能性を考える。

今回は「CSR」を特集。企業の社会的責任として、広く認識されてきた概念。しかし、その本質をどこまで理解できているのか。CSVやSDGsなどの言葉とともに、流行として捉えてしまう面はないか。ゲストに迎えるのは「横浜型地域貢献企業」の制度の立ち上げに尽力した、協進印刷の江森克治社長。「CSRは経営、マネジメントそのもの」と語る中で、具体的な取り組みと成果、ノウハウに迫る。企業の成長と街の発展に、CSRはどう結びつくのか。今改めて考える。

映画化で再び注目が集まる小田原出身の偉人「二宮金次郎」を特集。焚き木を背負って本を読む勤勉なイメージが先行する二宮金次郎。しかしその実像は、全国600以上の荒廃した農村・藩の農業・財政改革、復興に尽力した日本初の経営コンサルタントでもあった。「経済なき道徳は戯言であり、道徳なき経済は犯罪である」。SDGsの本質を捉え、再建請負人として「報徳仕法」を実行。フィールドワーク、データを重視した公明正大な改革。なぜ多くの農村や家を復興させることができたのか。なぜ農民たちは彼の指示に従ったのか。二宮金次郎のリーダーシップに迫る。

「宇宙へ挑戦する町工場」。今多くの話題を集めるテーマを、リアルで展開する由紀精密を特集。 公衆電話の部品製造で大きなシェアを誇ったが、需要の減少とともに大きな危機を迎えた。自社の強みを徹底的に検証し、技術力を発揮できる市場に挑戦。現在では航空宇宙、医療分野で、高い品質を評価されている。どのようなプロセスで改革を成し遂げたのか、現在の課題は何か。ものづくりの可能性と町工場の底力を信じる大坪正人社長に、そのビジョンとこれからの展開を聞く。

1891年、近代園芸会社の草分けとして横浜で創業した横浜植木を特集。日本商社として初めて植物類の輸出入業務を手がけ、ユリや盆栽などを中心に大きな発展を遂げた。生糸がよく知られる横浜港の歴史だが、横浜植木の貿易が果たした役割は大きかった。現在は育種・生産・販売・造園・指定管理など多岐にわたる事業を展開する横浜植木。有吉和夫社長に、老舗企業の条件、最新の園芸マーケットの変化に迫る。

今回は「DeNA」を特集。ベイスターズのV字回復、プロバスケへの挑戦、自動運転、タクシーアプリ「MOV（旧タクベル）」のサービス展開、さらには街全体を巻き込んだ「スポーツタウン構想」まで。AI・インターネットを軸に、「リアル」なビジネスを横浜・神奈川で次々と展開するDeNA。 創業から間も無く20年。「トライ＆エラーの繰り返し」と語る南場会長。成功と失敗。今振り返って何を感じるのか。次のビジネスは何を見据えているのか。旧来の知人である内田裕子が、ここでしか聞けない本音を探る。

クリスマスシーズン。「文化」とも言えるほどに浸透しているのが、ケンタのチキンだ。今回は、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社（KFC）を特集。1970年、大阪万博開催・外食元年とも言われるこの年に、日本での歴史がスタートした。世界の飲食業におけるフランチャイズビジネスの先駆けでもあるKFC。なぜここまでの発展を見せたのか。そこには、チキンと創業者の理念へ徹底したこだわりがあった。独自の製法から会社経営まで、KFCの裏側に迫る。

街角やイベント会場で見かけるデジタルサイネージ、LEDビジョンを特集。かつての看板から、大きな進化を遂げてきた。その立役者となったのが、３０年前に産声をあげたスタートアップ「アビックス」だ。平成という時代とどう並走しながら、どう変化してきたのか。起業から発展に至る中で見出したビジネスの本質に迫る。

年間2000万人の観光客が訪れる、世界最大のチャイナタウン・横浜中華街。 老舗の高級店・食べ歩き・食べ放題・テーマパークに至るまで、長年の変遷の中で圧倒的なスケールを誇る中華街。 その発展の裏側にはダイナミックなビジネス感覚と経営者の想いがあった。 激動の時代と経済の波、対立、そして融合。 中華街の表と裏を知る新旧経営者たちに、内田裕子が大胆インタビュー。 これまで語られることのなかった横浜中華街の歴史と最新の動向に迫る。

地盤沈下、液状化などで、沈下や段差、傾きが生じたコンクリート床を、独自工法で修正する企業「アップコン」を特集。 操業を止めず、既設の床を壊さず、短時間で施工できるという技術は、東北や熊本、北海道など多くの現場で活躍してきた。 道路、トンネルをはじめとした、老朽化が進むインフラでの活用も期待される。 設立以来徹底した「健康経営」で成長を続けるアップコン。松藤社長の会社づくりに迫る。

ゲームやエンターテインメントだけでなく、産業向け市場でも注目されている「VR（バーチャルリアリティ）」技術を特集。 特に、安全教育、技術継承の現場で効果を発揮している。 年間12万人に及ぶ労働災害発生の現場（平成29年・休業4日以上死傷災害）。 30年以上VRの研究開発を続けてきたソリッドレイ研究所では、作業現場の危険な環境をVRで再現。全国の企業、工場からの依頼が絶えないという。 人間の感覚、体験の幅を大きく変えるVR技術。もたらす可能性と懸念に迫る。

全国各地に甚大な被害をもたらした豪雨、台風などの水害。ライフラインが危機に瀕する中、「水」の確保で大きな貢献を果たしたのが、川崎にある日本原料だ。独自開発した浄水装置「モバイルシフォンタンク」は、多くの人命を救った。 災害現場にいち早く入り、復旧・水の確保のため、技術を結集する姿は、国内、海外からも高い評価を集めている。 長年浄水場施設のろ過砂を扱い、国内シェアは80％以上を誇る日本原料。齋藤安弘社長に、技術開発・社会貢献の情熱を聞く。

スーパー、コンビニの野菜や果物、惣菜を包む「フードウェア」。 食品包装、包装資材は食生活の変化をもたらし、小売業の発展にも寄与してきた。 川崎市にあるヨネヤマはそのトップランナーとして70年以上の歴史を誇る。 日進町にある自社ビルのリノベーションを進め、新たなまちづくりにも挑戦。 変革の時代に求められる価値観、仕事観とは。 武井泰士社長に、ヨネヤマ独自のアイデンティティを聞く。

新体制で新たな歴史に挑むバスケットボールチーム「DeNA川崎ブレイブサンダース」を特集。 オーナーがDeNAに移り、何が変わるのか。プロバスケットボールに、ビジネスの可能性はあるのか。横浜DeNAベイスターズの改革を担ってきた元沢伸夫社長に、チームへの期待と、注力するスポーツエンターテインメントのビジョンを聞く。

世界最大のガラスメーカー、AGCを特集。 創業から111年目の今年7月には、社名を旭硝子から「AGC」に変更。 2019年には京浜工場に200億円をかけた研究開発拠点を建設。 ガラスを中心とした「素材」の可能性をグローバルで追求していく。 今後の技術革新をAGCはどう支えていくのか。 世界をリードしてきたものづくり、研究開発の哲学に迫る。

今回は「神奈川・世界の不動産マーケット」を特集。取材するのは横浜で創業したリストインターナショナルリアルティ。地域密着・誠実を軸に多くの危機を乗り越えてきたリスト。成長の裏側にあった経営判断とは。ハワイをはじめとした海外の不動産取引にも注力する一方、地元神奈川で大規模なまちづくりを進めている。マーケットの現状をどう見ているのか、リストのビジョンを探る。

2018年6月27日、無事に小惑星リュウグウに到着した探査機「はやぶさ2」。サンプルを採取し、地球に帰還するというミッション。達成に向け、着実に前進している。世界をリードする日本の宇宙開発、そこには神奈川企業の技術も貢献していた。今後ますます活性化が期待される宇宙ビジネス。はやぶさ2開発の裏側と、宇宙への想いに迫る。