COMPANY DATA
会社名 | 日本ケンタッキー・フライド・チキン 株式会社 |
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所在地 | 〒220-8586 神奈川県横浜市西区みなとみらい4丁目4番5号横浜アイマークプレイス |
ウェブサイト | https://www.kfc.co.jp/top.html |
クリスマスシーズン。「文化」とも言えるほどに浸透しているのが、ケンタのチキンだ。今回は、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社(KFC)を特集。1970年、大阪万博開催・外食元年とも言われるこの年に、日本での歴史がスタートした。世界の飲食業におけるフランチャイズビジネスの先駆けでもあるKFC。なぜここまでの発展を見せたのか。そこには、チキンと創業者の理念へ徹底したこだわりがあった。独自の製法から会社経営まで、KFCの裏側に迫る。
私はケンタッキーフライドチキンというものをよく知った気でいたのですが、今回取材をして全然知らなかったということが分かりました。素材のこだわりから調理方法、そしてそれを提供するオペレーションに至るまで、このケンタッキーフライドチキンというものに一貫した価値があるなと改めて知ることができました。これには感動すらしました。しかし一方で、改めて聞かなければ分からないで食べてたというところにケンタッキーフライドチキンの課題があるのではないかと思いました。これだけ唯一無二の商品を持っているにもかかわらず、近藤社長にあなたの会社の強みは何ですかという質問をした時に、会社の価値はチキンを提供する社員なんだという答えがありました。これは意外でしたけれども一方で経営の本質を見てらっしゃるなとも強く感じました。近藤社長は、自分で考える社員、スタッフをこれから作っていくんだと言ってました。ケンタッキーフライドチキンはフランチャイズというものを生み出した会社なわけです。その会社の魂はマニュアルで展開してきたからこそというものがあります。でもそのマニュアルだけではもうこれからお客さんの心は掴めないということで、それぞれのスタッフがお客さんに対応していくというチャレンジしているわけです。このマニュアル、そしてそれぞれのスタッフが考えているサービスという二層構造を本当に実現できるのかどうか、是非ケンタッキーフライドチキンにこれをやってもらいたいと今回は感じました。