株式会社由紀精密

今日は中小企業が生き残るヒントがたくさんありました。会社を立て直す時に自分達の強みはどこにあるのかと社員全員で話し合ったそうです。自分たちのやっていることは当たり前で、なかなかヒントはないんですね。そこで取引先に回って自分たちとなぜ付き合ってくれているのか聞いたそうです。自分達の強みというものを客観的に認識し、それをものづくりに生かしてリスタートしていきました。それだけではなく、自分たちの持っている技術サービスというものがどんなものかをしっかりと世の中にアピールしていった。どんなに素晴らしい技術でも知られていなければ無いも同じなんだとおっしゃっていましたけれども、自分たちさえ良いものを作っていれば認めてもらえるなんていうのはやはり傲慢になっていくわけです。アピールした結果、ビジネスチャンスが生まれました。見本市にブースを出した自分たちはラッキーで、JAXAが近くにいたいたり宇宙関係の人たちがどんどん導線で通って行って相談に繋がったとのことですが、これは単なるラッキーじゃないんですね。当たり前のことをちゃんと積み重ねて実践していった結果そういうチャンスに恵まれたのだと思います。社員全員で会社の未来を考えていく、こういうスタイルを取っていくと会社の未来というのが生まれてくるのだと思わせてくれた会社でした。