機械加工業のものづくりネットワーク「工業の宮大工」
町工場「匠」の技術集団 新たなものづくりの実現へ
「匠の技の連携」を特集。技術力のある町工場の減少が進む中、綾瀬市の町工場を中心に、機械加工業のものづくりネットワーク「工業の宮大工」がスタートした。1社では受発注できなかった難加工などに対応していくという。なぜ今連携が必要なのか、目的は何か。中心メンバーとなる3人の匠に設立の背景と現状を伺います。



「匠の技の連携」を特集。技術力のある町工場の減少が進む中、綾瀬市の町工場を中心に、機械加工業のものづくりネットワーク「工業の宮大工」がスタートした。1社では受発注できなかった難加工などに対応していくという。なぜ今連携が必要なのか、目的は何か。中心メンバーとなる3人の匠に設立の背景と現状を伺います。
メイドインジャパンの世界的な評価の高さ。この高い評価を支えてきたのが日本の町工場の技術であり匠の技が光る精度の高い部品です。しかしここにきて問題になっているのが後継者不足による町工場の廃業と失われていく技術です。綾瀬をはじめ日本の工業を支えてきた神奈川県にはこのような貴重な技術がたくさんあるのだと思います。工業の宮大工のグループ、匠が連携することによってみんなで生き残っていく。そして自分たちの技術の評価をもっと正しく高めていこうとこういう熱い思い、そして熟練の技を守るためには若い根本社長がリーダーシップをとっていく。この取り組みは本当に素晴らしいなと思いました。これからは本物の匠の技術というのが大変貴重になっていきます。そして工業のヒエラルキーも大きく変わっていくのだと思います。それにより後継者不足が解決の道をたどることを切に願います。工業の宮大工大いに期待しています。ものづくりで困っていて彼らの技術を必要としている企業は是非、リスペクトの気持ちを持って彼らにアクセスしてみてはいかがでしょうか。